こんにちは
わたし自身外資系IT企業に勤めていて、日系IT企業にいたときとの違いを感じる部分が多いので、その点をまとめたいと思います。
ちなみにわたしは20代後半で外資系IT企業にSEとして入社したので、その当時のことを書いています。
また、わたしの所属している組織について書いています。
すべての企業がこれに当てはまるわけではありません。
日系と外資系の違い
給料
皆さん一番気になるのはこの部分ですよね!
ずばり結論から言ってしまうと、倍になりました。
日系企業に勤めていた時は500万円ちょっとと、20代にしては少しもらえている方かなと思っていました。
ところがどっこい、企業からは1000万円を超えるオファーをもらいました。
(ただの平社員です、シニアでもマネージャでもありません)
ここでのポイントは、日系企業でありがちな年齢で給与レンジを決められてしまうことがない点です!
あくまでも個人のスキルを評価して給与を決定してくれます。
グローバルでは年齢等で評価したら訴えられる可能性があります。
今いる企業も例に漏れず、日系企業にいたら20年かかって達成するような給与をさらっと提示してくれました。
スキルがあり、現状に満足できない若手の方はチャレンジしない手はないと思います。
評価(昇給)
わたしは日系企業にいた時は評価に悩まされました。
いわゆる相対評価っつーやつですね。
自分は頑張って目標を達成したのに、みんな頑張ってるから今回はB評価ね!みたいな誰も得しない評価制度のことです。
頑張っていい評価をとっても給与の伸びは数%。。
話はズレますが、マネージャーの方はさぞ大変だと思います。
頑張っていない人はそうそういないので優劣つけられないですよね。
外資系企業は、立てた目標を達成したらほぼ昇格となります。
昇格の場合は給与レンジが1段階アップするので、10−20%増といった感じでしょうか。
また、昇格しない場合でも給与が上がることもあります。
わたし自身外資系企業は昇格しないと給与はアップしないと思っていたのでちょっと驚きました。
横並びで雀の涙レベルの昇給しかしない日系企業と比べていかがでしょうか。
働き方
日系企業の時はタイムカードで勤務時間が記録されていました。
なので仕事を全て終わらせていても月の最低勤務時間を満たしていないと給料が減額されてしまいました。
(たくさん勤務すれば逆に残業代が出ます。)
わたしはもっぱら早く仕事を終わらせて早く帰りたい派だったので、仕事が終わったのに会社にいなければいけないのは苦痛でしかありませんでした。
外資系企業では1日の勤務時間は決まっていますが、厳格には管理されていません。
さらにわたしの所属する企業ではタイムカードで勤務時間を記録するシステムがありません。
したがって、仕事が終わり次第早く帰っても給料は減らないし、成果を出していれば上司にも同僚にも文句は言われません!
一応給与は残業代込みですが、残業は一度もしておらず、残業するほどの業務を割り当てられたことはまだありません。
最高の環境ですね!
上司
日系企業にいた際は、なんでこんな人が上司なのか疑問に思うことがたまにありました。
マネジメントを学ばずに、年功序列で職種だけマネージャーになってしまったような人のことです。
外資系の場合、ジョブ型での採用が一般的です。
そのため、マネージャーは入社時にマネジメントのスキルがあるかをチェックされています。
ゆえに、日系企業のような例はなかなか起こりえないのです。
実際わたしの上司もマネジメントに非常に長けており、部下のコントロールがしっかりできていると感じます。
(マネジメントだけでなく、テクニカルな面でも非常に優れている方なので、スーパーマンのような人です。)
同僚
日系企業では年功序列のため、スキルがないのにシニアレベルの職についている人が多くいました。
一番業務をこなしている若手層はその人たちの半分以下の給料しかもらっていないため、いつも不満をもらしている状況です。
そして、若手からどんどん辞めていくという悪循環が起こっていました。
また、社内での助け合いはあまりなかったと思います。
自分たちの業務を増やしたくないので、できるだけ仕事を受けないようにしているような状況でした。
外資系企業では実力を評価されるため、年齢関係なく上がっていく人はトントン拍子で昇格していきます。
また、転職する人は社内的な理由ではなく、他社からの引き抜きなどのキャリアアップの場合が多いです。
社内の助け合いですが、基本的にカスタマーファーストで動いているので、積極的にサポートしてもらえます。
これは日本人に限らず、海外の同僚からも積極的にサポートしてもらえるので、とても心強いです。
会議
日系企業の時は毎日何かしらの会議が予定に入っていました。
チームの定例だったり進捗の報告会だったり、何かあるといちいち集まって会議していました。
そして、決まって会議のタイトルが「〜について」で本文は「よろしくお願いします」みたいな感じでこれといった議題の共有はなしです。
時間は確保したいっぱいまで使う、むしろ延長してしまう。
これではただただ時間を浪費するのが目に見えていますね。
外資系の場合はこれの逆です。
毎週定期的に開催されているのはチームの定例のみ、各クライアントの社内定例はあって月に1回です。
会議の場合、インバイトには当日の議題と、使用する資料があればそれも添付されて送られてきます。
もし議題が書かれていない場合、誰かしらがツッコミを入れるので前日までには用意されます。
さらに会議は事前に議題が決まっているのでアクションリストが確定しだい終了です。
1時間のところ30分やそれ以下で終わることも多いです。
これはお客さんとのミーティングでも同様です。
話が終わったらさっさと帰る、お客さんもこの方がきっと嬉しいですよね。
英語
わたしは日系企業にいた際、海外のメーカとやりとりをすることがあったので英語は必須でした。
しかし、このような立場でない限り日系企業においては日常的に英語を使う機会はほぼないのではないのでしょうか。
外資系ではもちろんですが英語は必須です。
エンジニアの立場だと自社製品の問い合わせやバグの報告、新機能のリクエストなどのやりとりがありますが、開発拠点が日本以外のため必然的に英語のやり取りとなります。
また、本社からお偉いさんが定期的に来日してお客さん巡りをするので、その際のエスコートも必要です。
ある程度日本オフィスの規模が大きければ日本語だけでもなんとか生きていけるかもしれませんが、まあかなり少数だと思います。
社内メール
日系企業でよくある例は以下のような感じだと思います。
○○さん
お疲れ様です。
○○部の○○です。
ご連絡いただいた件、承知いたしました。
以上、よろしくお願いいたします。
○○
これに関しては会社の文化によるところが大きいと思いますが、「お疲れ様です」や名前をいちいち名乗るのめんどくさくないですか?
名前なんて送信元として出ているわけですしw
外資系のメールは以下のような感じです。
了解です。
とてもシンプルですね!
社内ということもあり、必要最低限のコミュニケーションとなっています。
最近はメールではなくチャットで済ませてしまうことも多いですが、メールもチャットのようにフランクにやりとりしています。
まとめ
日系IT企業と外資系IT企業の違いについて8つまとめました。
この記事が外資系IT企業へ転職を考えられている方のご参考になれば嬉しいです。
また、今後は転職のために行ったことや、面接の内容について書いていきたいと思います。
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